薄毛治療中にタバコを吸うのはNG?


毛髪11

どんどん抜ける髪を何とかしたいと、薄毛治療を検討している人も多いのではないでしょうか。薄毛になる原因は様々ですが男性の場合は男性型脱毛症、いわゆるAGAで髪が薄くなる人も少なくありません。男性の中にはタバコを吸うという人も多いですが、もし薄毛治療をしているときにタバコを吸うのはOKなのかチェックしてみましょう。

薄毛治療の種類をチェック

AGAの治療では内服薬を処方するケースが一般的です。AGAは男性ホルモンのテストステロンが、5αリアクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンへと変わることで起こります。ジヒドロテストステロンがヘアサイクルを乱してしまい、まだ成長期にある髪まで抜けさせてしまうのです。

AGAになると徐々に髪が細く薄くなるのは、ヘアサイクルの乱れが起こるためです。AGAの薄毛治療ではジヒドロテストステロンの生成を抑えるための、内服薬が使われます。5αリアクターゼの働きを弱めて、ジヒドロテストステロン自体を作らせないようにするのです。

この作用のある薬を服用することで、徐々にヘアサイクルが正常に戻り、少しずつですが髪はボリュームを取り戻します。また、ジヒドロテストステロンの生成を抑える薬以外に、より発毛効果をアップするために、頭皮の血行を促す効果のある薬を併用して薄毛治療に取り入れるクリニックが多いようです。

髪を作る栄養素を毛根にまで運んでいるのは血液です。頭皮の血行が悪くなると必要な栄養素が毛根へと十分に行き渡らなくなり、抜け毛を招くリスクが高まります。そのため、薄毛治療では毛細血管を広げて、血液の流れを良くする薬も一緒に処方されているのです。

内服薬の他には発毛を促す成分を直接、頭皮へと注入する育毛メソセラピーや成長因子を治療に取り入れるハーグ療法といった薄毛治療も行われています。これらの薄毛治療も発毛効果には優れているものの、内服薬の治療と比べると治療費が高額です。

費用面や薬を1日1回だけ服用すれば良いという手軽さから、内服薬で薄毛治療を行う人が多いようです。

タバコが髪に与えるダメージとは

ストレス解消にタバコを吸う人も少なくありませんが、喫煙することで髪や頭皮に何かダメージがあるのか気になります。男性の薄毛の原因として知られるAGAは、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが引き金となります。

実は非喫煙者よりも喫煙者のほうが、約13%もジヒドロテストステロンの生成量が増加するというデータがあるのです。AGAを招く原因となるジヒドロテストステロンが体内で増えれば増えるほど、薄毛のリスクは高まることに繋がります。

また、タバコに含まれるニコチンという成分は、毛細血管を収縮する作用があるようです。毛細血管の収縮はタバコを吸うと全身で起こります。喫煙すると頭皮の毛細血管も狭まり当然、血液の流れは悪くなってしまいます。

毛根に髪を作るために必要な栄養素を運んでいるのは血液ですので、タバコを吸って毛細血管が縮まることで発毛力は低下してしまうと言えるでしょう。

タバコを吸うことで体内のビタミンCを大量に使ってしまうことが分かっています。ビタミンCは抗酸化作用があるだけでなく、肌に含まれるコラーゲンを作るためにも必要不可欠なビタミンです。薄毛を招く原因として頭皮の環境悪化が挙げられます。

タバコを吸ってビタミンCが消費されることで、コラーゲンの生成量が減ると最終的に、頭皮の状態を悪くしてしまうことが考えられます。このようにタバコは髪や頭皮にとっては、決していいものとは言えないものです。

内服薬の効果が弱くなるリスク

薄毛治療で処方される血管を拡張する薬を服用しても、血管を収縮させる作用のあるタバコを吸うと薬の効果を弱めてしまうことが考えられます。せっかく治療をしていても、タバコを吸うことで薬の効果が抑制されてしまっては元も子もありません。

愛煙家の人にとってはタバコを吸うという行為は日常の一部になっているかもしれませんが、薄毛治療の効果を弱めてしまうということは覚えておいたほうが良さそうです。他にもAGAを招くジヒドロテストステロンの量を増やす作用もあるので、タバコを吸うということは薄毛治療時にはおすすめできません。

内服薬による治療を行うときだけでなく、育毛メソセラピーやハーグ療法といった他の治療を選択した場合も、髪や頭皮へのダメージを考えて禁煙することをおすすめします。

なるべく禁煙を心がけよう

薄毛治療薬の効果を弱めてしまう作用があるタバコは、薄毛の悩みを解消したいのであれば禁煙するべきです。薄毛治療を行っている期間だけでなく、治療の効果が出て髪のボリュームがアップしても、できるのであれば禁煙することをおすすめします。

喫煙することで健康な髪や頭皮にダメージを与えてしまい、再び薄毛となってしまう可能性があるからです。ヘビースモーカーの人が禁煙するとなると、かなりのストレスを感じるかもしれません。ですが、薄毛治療の効果をしっかり感じるためにもタバコから離れたほうが良いでしょう。

タバコを絶対に吸わないと強い意志をもって禁煙を始めても、これまで毎日のように喫煙していた一つだと、ついついタバコに手が出てしまうかもしれません。そんなときは、喫煙サポートアイテムを上手く、禁煙生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

最近は手軽に禁煙グッズも購入できるようになっています。また、ニコチンを含まない電子タバコを上手く活用すれば無理なく禁煙を続けることができるかもしれません。禁煙グッズや電子タバコでも禁煙することができなかったという場合は、薄毛治療だけでなく禁煙治療にもチャレンジしてみるのも1つの方法です。

1人で禁煙に挑むよりも、医師やスタッフの協力を得たほうがより禁煙が成功しやすいようです。

受動喫煙にも注意が必要

薄毛治療の効果を感じるために頑張って禁煙していたとしても、受動喫煙してしまうと髪や頭皮へのダメージとなるので注意が必要です。他人が吸っているタバコの煙を吸うことは、喫煙しているよりも身体へ悪影響と言われています。

もし身近にヘビースモーカーという人がいる場合、受動喫煙の影響を受けやすくなるので、できるだけ外で吸ってもらうなどしてもらうと良いでしょう。またタバコの煙が充満している喫煙室には近寄らないなど、受動喫煙をしない環境をキープすることが大切です。

(女性の薄毛治療、値段はどれぐらいかかる?)

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